日本国際経済学会 元会長 井川 一宏 | 日本国際経済学会

ごあいさつ

ごあいさつ

日本国際経済学会のアイデンティティ確立を目指して

日本国際経済学会 元会長 井川 一宏

20世紀から21世紀に移行する歴史的な時期に、我々の学会は国際経済学会から日本国際経済学会に名称を変更しました。学会としては2000年に創立50周年を迎え、2001年に第60回記念全国大会を予定していて、それぞれにシンポジウム・出版の記念事業が進行し予定されています。この大切な時期を認識し日本国際経済学会の活動の偉大な集積を振り返るとき、池間誠前会長のあと会長の任を引き継いだ重圧は一層強くなります。温故知新の気持ちで任務に取り組みたいと考えております。

学会の目的は「国際経済の理論、政策、実情に関する研究および普及をはかる」ことですが、国際経済環境は大きく変化してきており、学会活動も多様になってきております。日本国際経済学会に改称する要因の一つは、韓国国際経済学会との交流の発展があると思います。日本国際経済学会の国際化ですが、今後もグローバル化は進めなければならないと考えます。会員の間の情報交換の手段も、全国大会や各支部の大会・研究会だけでなく、インターネットの活用も可能になってきております。研究分野におきましても、貿易・金融・開発・多国籍企業・アジア・ラテンアメリカ等々で独立の学会を組織するほどに、国際経済の内容は多様化・複合化されてきております。日本国際経済学会のアイデンティティをもう一度確かにする必要があると感じます。

会長は本部事務組織の運営におきましても責任をもたなければなりません。ルーティン化した学会事務は学協会サポートセンターに委託しておりますが、判断を要することは会員・役員の皆様に頼らなければなりません。学会運営をスムーズにする組織強化につきましても考えなければなりません。しかし当然ながら、学会活動の成果は、会員全体の努力の結集に依存します。新たな名称の下に更なる発展を目指さなければなりません。会員の皆様、顧問・役員の方々からのご支援とご協力をお願い致します。

2000年11月30日

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