学会概要

ごあいさつ

日本国際経済学会 会長 蓬田 守弘

このたび、日本国際経済学会の会長を仰せつかりました上智大学の蓬田守弘です。本学会は昨年、創立75周年を迎えました。これまで本学会の発展に尽力されてきた歴代の会長や役員、そして学会活動を支えてくださっている会員の皆様に、心より感謝を申し上げます。

現在、地政学リスクの高まりや米国トランプ政権の関税など、我が国を取り巻く経済環境は大きな転換期を迎えています。新たな諸課題に直面するグローバル社会において、国際経済学の役割はこれまで以上に高まっていると感じています。

国際経済学の発展と社会貢献のために、わたしは以下の課題に取り組んで参りたいと考えます。はじめに、次世代研究者の育成支援です。本学会では、昨年より次世代ワークショップを開催しています。このワークショップは、若手会員によって企画・運営され、若手研究者がお互いに切磋琢磨し、新たな研究仲間を作る機会を提供しています。将来を担う研究者を育成すべく、この活動の支援を拡充したいと考えています。

本学会では大学院修士課程の学生を対象とした準会員制度を設けています。準会員は会費が免除され、本学会が主催する全国大会、春季大会、支部研究会への参加が認められています。最近では学部生の学会参加への希望も寄せられており、準会員制度の拡充を通して、次世代を担う研究者の育成に貢献したいと考えています。

また、子育て世代研究者の学会参加支援も検討課題です。本学会では、今秋開催された全国大会において、会員の子ども同伴での参加が認められました。今後の全国大会でも、会場内でのルールを明確にした上で、この方針を継続したいと考えています。会員のニーズを踏まえ、親子休憩室の設置など、さらなる支援策を検討して参ります。

最後に、研究成果の発信支援にも継続して取り組んで参ります。本学会は機関誌として『国際経済』とThe International Economyを発行し、J-STAGEをプラットフォームとして無償公開しています。これらの機関誌を通して、国内外の研究者コミュニティだけでなく、広く社会にも研究成果を発信したいと考えております。

シニアから若手まで、多様な分野の会員がお互いに切磋琢磨し、研究成果を結実できる学会の実現を目指して参ります。微力ではございますが、本学会のさらなる発展に貢献できるように努力する所存です。これからの2年間、どうぞよろしくお願いいたします。

2026年10月29日

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