本学会会長遠藤正寛著『輸入ショックの経済学 インクルーシブな貿易に向けて』が第64回(2023年度)エコノミスト賞を受賞しました
2024.05.31
日本及び世界経済の分析に優れた著書を表彰し、経済論壇の芥川賞と呼ばれるエコノミスト賞(毎日新聞社、毎日新聞出版主催、千葉商科大学協賛)を、日本国際経済学会会長遠藤正寛著『輸入ショックの経済学 インクルーシブな貿易に向けて』(慶應義塾大学出版会)が受賞しました。
令和6年5月30日には第64回(2023年度)エコノミスト賞授賞式が学士会館にて行われ、賞状・賞金・記念品が遠藤会長に贈られました。
受賞作は、中国など外国からの輸入の増大を「輸入ショック」と捉え、日本の雇用と賃金にどのような影響を与えたかについてミクロデータを利用した実証分析の成果をまとめたもので、本書の後半では関連する政策の在り方についても論じています。授賞式では、井堀利宏(東京大学名誉教授、政策研究大学院大学名誉教授)選考委員会委員長より、研究の独創性、分析の説得力という観点だけでなく、一般読者への分かりやすさという点からも本書は啓蒙書として高く評価されたことが述べられました。
・遠藤正寛著『輸入ショックの経済学 インクルーシブな貿易に向けて』(慶應義塾大学出版会)
https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766429282/
・第64回(2023年度)エコノミスト賞 講評
https://www.weekly-economist.com/economist-award/%e7%ac%ac%ef%bc%96%ef%bc%94%e5%9b%9e%e3%82%a8%e3%82%b3%e3%83%8e%e3%83%9f%e3%82%b9%e3%83%88%e8%b3%9e/
【学会員限定】学会HP掲載・情報ボード
学会HPでは、シンポジウム、ワークショップ、研究会等の情報を掲載します。
掲載条件はこちらをご覧ください。