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2016年3月26日に国際経済シンポジウム「EU危機と欧州民主主義」が開催されました。

2016.04.01

日本国際経済学会関西支部 国際経済シンポジウム
「EU危機と欧州民主主義」

日時:3月26日(土) 14:30~17:30
場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス1405教室 (アプローズタワー14階)
会場電話:06-6485-5611

趣旨:

2010年の春、ギリシャの財政赤字問題はソブリン危機に発展し、この流れはその後スペイン、イタリア、ポルトガル、アイルランドにまで広がった。このユーロ危機に対して、IMF、欧州委員会、ECBの「トロイカ体制」は、緊縮政策を各国に求めたが、それに反発する国民との対立は続いている。

経済・金融危機のみならず、難民・移民問題はEU各国の対立を激化させている。この過程でドイツの負担と影響力が強まり、「ヨーロッパのドイツ化」が進んでいる一方、イギリスはEUから遠ざかろうとしている。

低成長と高失業率のユーロ各国に必要な打開策は何か?肥大化するEU官僚機構をどう見るのか?各国の民主主義と欧州民主主義を接合し、本来のヨーロッパ統合を進める道はあるのか?

EU危機の構図と打開の展望について、専門家が論じる! 現在の世界経済の難問について熱く論じる!

司会:高屋定美(関西大学商学部)

報告者:

  1. 1尾上修悟(西南学院大学経済学部)
    「ギリシャの債務危機と欧州民主主義」
    レジュメ
  2. 星野 郁(立命館大学国際関係学部)
    「EUの危機とドイツ」
    レジュメ

コメンテータ:

  1. 高屋定美(関西大学商学部)
  2. 田中 宏(立命館大学経済学部)コメント

(報告者のプロフィール)

尾上修悟(おのうえ しゅうご)
所属:西南学院大学 経済学部

主要業績

  1. 『欧州財政統合論』ミネルヴァ書房、2014年
  2. 『フランスとEUの金融ガヴァナンス』ミネルヴァ書房、2012年
  3. 『イギリス資本輸出と帝国経済』ミネルヴァ書房、1996年

星野 郁(ほしの かおる)
所属:立命館大学国際関係学部

主要業績

  1. 『EU経済・通貨統合とユーロ危機』日本経済評論社、2015年
  2. 『ユーロで変革進むEU経済と市場』東洋経済新報社、1998年

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