要旨：このチュートリアルセッションでは、Eaton Kortumモデルの理論および計算手法を説明します。Eaton Kortumモデルは、Eaton and Kortum（2002）によって開発された多国多財のリカードモデルであり、現代の定量的貿易モデルの基礎となっています。このモデルの理論的な含意を説明し、モデルをどのように計算し、反実仮想を求めていくかについて解説します。これを学ぶことにより、現実の政策効果について定量的に議論したり（Caliend and Parro 2015）、まだ行われていない政策効果について議論することができます。理論的な側面から計算方法まで、初学者にもわかりやすく説明します。特に前提とする知識はありません。なお、セッションの後半でプログラミングの実習を予定していますので、当日使用できるgoogleアカウント（もしくはgmailアカウント）を用意してください。

 

対象：会員および非会員（学部生や大学院生を歓迎します）