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1999年12月1日

会 員 の 皆 様 へ

国際経済学会
会長 池間 誠

 第58回全国大会は、去る10月23日−24日に大阪産業大学で開催され、「グローバル経済危機の現状と展望」を共通論題とし、また12の分科会ではそれぞれのテーマの下で、報告と討論がなされ、意義深い大会となりました。大会準備委員長の新保博彦教授をはじめプログラム委員の皆様のご尽力、そして会員の皆様のご協力に感謝致します。
 本学会と韓国国際経済学会との学術交流も5年目を迎え、"Regional Economic Cooperation in an Asian Perspective -- Trade, Money and Investment"というテーマを設定し、今後数年間、このテーマに関連する報告が行われることになり、周知のように、去る全国大会で韓国側からのその趣旨に沿った研究報告がありました。来る12月11日に開催される韓国国際経済学会冬季大会では、日本側から二つの研究報告がなされます。
 本『国際経済学会ニュース』の「平成11年度会員総会議事録」にもありますように、第59回全国大会は2000年10月21日(土)・22日(日)に一橋大学で開催され、また、その前日の10月20日(金)に開催される学会創立50周年記念国際シンポジウムの場所は、学術総合センター「一橋記念講堂」を予定しております。記念出版につきましても、本格的にスタート致しました。
 学会創立50周年を記念した、これらの企画・活動を通じて、「グローバリゼーションと国民経済」という基本テーマのもとに、「国際経済の理論、政策、実情」を検討しつつ、問題を究明し、将来の展望が得られることを期待しております。もっとも、これらの事業活動を円滑に推進するためには、会員各位の相変わらぬご協力をお願い致しますが、この度は、特に募金活動へのご協力が必要ですので、特段のご援助をお願い申しあげます。
 最後に、周知のとおり、現在、教育研究機関の多様化・個性化が議論され、その方策がいろいろ提案されております。学会の在り方についても同様な議論がなされても良いでしょう。国際経済は、"International Economy"であると同時に、"Inter-National Economy"でもあると思っていますが、そのような視点が、本学会の個性化を進め、そこからの多様化を行なう一つの示唆を与えてくれるのではないでしょうか。ともあれ、各支部での定例の研究会、そして全国大会、その他の活動を通じて、個性的で多様な研究の成果が生み出されることを期待致します。


国際経済学会ニュース1999.12.1 目次
 ◎会長挨拶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1  ◎1999(平成11)年度予算案(訂正) ・・・・・・・・ 4
 ◎平成11年度会員総会議事録 ・・・・・・・・・・・ 2  ◎各支部の活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
 ◎平成11年度入会申込者一覧(追加分) ・・・ 3   ◎訂正とお詫び ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
 ◎会員名簿の訂正および会員の異動 ・・・・・ 3  ◎本部事務局からのお知らせとお願い ・・・・ 6


平成11年度会員総会議事録

日時:1999年10月23日(土) 13:30〜14:00
会場:大阪産業大学本館1階多目的ホール
座長:本多健吉・常任理事
 1.平成10年度事業報告を承認した(『国際経済学会ニュース1999.9.20』2頁参照)。
 2.1998(平成10)年度決算案 を原案どおり承認した(『国際経済学会ニュース1999.9.20』3〜4頁参照)。
 3.平成11年度事業案を承認した(『国際経済学会ニュース1999.9.20』2頁の議題3(1)〜(5)、および「学会ホームページの管理運営は学会本部が行い、運営費用は通常年度会計より支出する」)。
 4.機関誌第50号記念別冊『総目録』の刊行費用は平成10年度会員総会議事録11の@(『国際経済学会ニュース1998.11.25』2頁参照)のとおり、特別事業活動基金より支出し、したがって、1999(平成11)年度予算案(『国際経済学会ニュース1999.9.20』5頁参照)を訂正する(『国際経済学会ニュース1999.12.1』4頁参照)ことが承認された。
5.学会創立50周年記念事業に関して以下のことを承認した。
   (1)4名の外国人を招聘し、「グローバリゼーションと国民経済」をテーマに、学会創立50周年記念国際シンポジウムを開催することが承認された。
   (2)「グローバリゼーションと国民経済」の共通タイトルのもとに、第1巻は「理論的解明」を趣旨とし大山道広氏を編集責任者とする『国際経済理論の地平』、第2巻は「グローバリゼーションの現状と展望」を趣旨とし本山美彦氏を編集責任者とする『グローバリゼーションの衝撃』、第3巻は「アジアの視点」を趣旨とし渡辺利夫氏を編集責任者とする『アジアの経済的発展』とする全3巻で、2001年春に刊行予定とすることが承認された。
   (3)1口1万円で募金活動を進め、寄付者には記念出版物3冊を贈呈することが承認された。
 6.平成11年度予算案について(『国際経済学会ニュース1999.9.20』5頁参照)は、一部を訂正(機関誌関係費『国際経済』総目録制作費を1999(平成11)年度予算から削除し、特別事業活動基金会計で処理する)した上で承認された(『国際経済学会ニュース1999.10.1』4〜5頁参照)。
 7.平成11年度新入会員83名を承認した(『国際経済学会ニュース1999.9.20』6〜7頁、および後出「平成11年度入会申込者(追加分)」6頁参照)。
 8.第59回全国大会(2000年)開催機関は一橋大学であることを承認した。また、2000年10月21日(土)と22日(日)に全国大会、20日(金)に学会創立50周年記念国際シンポジウムを開催するとの発表があった。
 9.第59回全国大会(2000年)プログラム委員を西村可明(委員長)、山田健治・理事、阿部顕三・理事、馬田啓一・理事、唐澤延行・理事、丹下敏子・理事とすることが承認された。
10.日本・韓国国際経済学会学術交流については、今後数年程度は共通テーマのもとに開催することが承認された(『国際経済学会ニュース1999.9.20』9頁参照)。また、韓国国際経済学会1999 Winter Seminar(12月10日開催)への日本側報告者を井川一宏氏、奥田英信氏とすることが承認された。
11.平成12年度および平成13年度の新規事業および予算措置について以下のことが承認された。
  (1)2001年度全国大会(第60回)開催機関を神戸大学とする。
  (2)第60回全国大会記念出版事業および記念大会の実施の財源として特別事業活動基金から支出する。
12.日本学術会議会員・同推薦人の選出手続き基づき、(a)担当者として、唐澤延行・理事、中澤進一・幹事が選出され、また、(b)立会人として、馬田啓一・理事、鈴木典比古・理事が選出された。


平成11年度入会申込者一覧(追加分)

『国際経済学会ニュース』1999年9月20日号の「平成11年度入会申込者一覧」に掲載にされた入会申込者77名、および、それ以降に申し込まれた下表の「平成11年度入会申込者一覧(追加分)」(1999年10月23日現在)に掲載されている6名の合計83名は、すべて会員総会において入会が承認されました。なお、総会以降の入会申込者については、次回の『国際経済学会ニュース』に掲載する予定です。

【学会ホームページではプライバシー保護のため掲載は省略】
 


1999(平成11)年度予算案(訂正)

               (1999年4月1日〜2000年3月31日)

 『国際経済学会ニュース1998.9.10』の会員総会議事録に従い、『国際経済学会ニュース1999.9.20』5頁に掲載された「1999(平成11)年度予算案」、および1999年10月23日に開催された会員総会に於いて配布された「1999(平成11)年度予算案」は下記のように訂正されもので承認されました。これは、機関誌『国際経済』総目録制作費が特別会計から支出されることによるものです。訂正個所は支出項目の「機関誌関係費」の「『国際経済』総目録制作費」の項目、金額、前年度予算比増減、備考の削除です。これに伴い、「機関誌関係費」、「(小計)」、「次年度繰越金」の項目の金額が訂正されました。


各 支 部 の 活 動 報 告


※『国際経済学会ニュース1999.9.20』掲載分以降を掲載します。なお、開催予定も含みます。

【関東支部の活動】
◎関東支部定例研究会
●日時:1999年11月20日(土)   会場:中央大学駿河台記念館275号室
 1.「貿易自由化と国境への産業集積」               日本大学 呉 逸良
 2.「EU市場統合による比較優位の変化−産業特化状況の検討から」 東北大学 高島純子
●日時:1999年12月25日(土)   会場:中央大学駿河台記念館510号室
 1.「国際貿易における研究開発の効果について」          筑波大学 前鶴政和
 2.「EUの環境政策」                    広島経済大学 箱木真澄



【中部支部の活動】
◎中部支部定例研究会
●日時:1999年12月4日(土)   会場:南山大学J棟1階会議室
 座長:山田健治(椙山女学園大学)
 1.「途上国間の地域統合・工業立地と経済発展」         名古屋商科大学 川端 康
 2.「日本の貿易企業の通貨オプション利用に関する考察」        南山大学 吉本佳生



【関西支部の活動】
◎関西支部研究会
●日時:1999年12月18日(土)  会場:大阪経済大学 50周年記念館(E館)7階会議室
 1.「Tied Aid and the Factor Adjustment with Public Goods」
                   大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程 寶多康弘
                   討論者:太田博史(神戸大学大学院国際協力研究科)
 2.「アメリカの対日経済援助政策と日本の産業政策」
                   同志社大学大学院商学研究科博士後期課程 柴田茂紀
                   討論者:関下稔(立命館大学国際関係学部)


訂正とお詫び

●『会員名簿』(1999年5月31日現在)について
 (1)3頁、「役員名簿」中の関東支部幹事の「笠井信幸(八千代国際大学)」氏は「笠井信幸(秀明大学)」氏に訂正致します。
 (2)11頁の2行目と3行目の間、「【か行】」の脱落により挿入します。
 (3)55〜63頁、「機関別会員名簿」に於いて、【大学】に文部省の学校教育法で定める「大学」以外の機関を含めてしまったことをお詫びします。「宇都宮ビジネス電子専門学校」「神奈川県立厚木商業高校」、「職業能力開発大学校」、「仙台育英学園高等学校」、「朝鮮大学」(朝鮮大学校と同組織)、「朝鮮大学校」、「都立東大和南高等学校」、「北海道小樽商業高等学校」、「横浜簿記専門学校」、「早稲田実業高校」は、【その他の学校】で一括掲載致します。また、【公的機関・研究所等】は【公的機関・研究所・企業等】に訂正致します。
 (4)66〜67頁、「全国大会の開催記録」の誤植による訂正
    6 1952.114〜5           ⇒  6 1952.11.4〜5
   13「国際傍系・金融のシステム」   ⇒ 13 「国際貿易・金融のシステム」
   21「...−とくに低開発を中心に−」 ⇒ 21 「...−とくに低開発国を中心に−」
   44「...構造変化と展」       ⇒ 44 「...構造変化と展望」
   50  1991.10.11〜12 中部支部共催 ⇒ 50 第50回記念大会
1991.10.11〜12 中部支部共催
 (5)68頁、「国際経済学会 会則」制定の日付訂正
   〔1950年6月2日、略、1994年10月16日改正〕⇒〔1950年4月29日、略、1994年10月16日改正〕

●『国際経済学会ニュース1999.9.20』について
 (1)4頁、「国際経済学会 特別会計 1998(平成10)年度会計報告案」は「国際経済学会 特別事業活動基金会計 1998(平成10)年度会計報告 案」に訂正致します。
 (2)4頁、「役員および役員業務分担の一部変更」の見出しは「役員および役員業務分担の訂正と一部変更」に訂正します。うち、「1.関西支部総会の...皆村武一(鹿児島大学)氏に委嘱します。」は「1.関西支部総会の...皆村武一(鹿児島大学)氏に1999年9月1日を以て委嘱します」に訂正し、また、「2.役員業務分担の変更」については以下のように訂正致します。
        脱漏 【関西支部】支部運営責任者   常任理事 井川一宏
        脱漏 全国大会プログラム委員     常任理事 井川一宏
 (3)12頁、「本部事務局からのお知らせとお願い」の第1記事について、「西川潤氏(早稲田大学)、馬田啓一氏(杏林大学)を選出しました」は、「...を、「日本学術会議研究連絡委員・日本経済学会連合評議員等の選出」内規にしたがい、会長指名により選出しました」に訂正致します。また、第4記事の投稿先について「学会本部、あるいは、直接に出版委員会へ投稿して下さい」は「学会本部へ投稿して下さい」と訂正致します。

本部事務局からのお知らせとお願い

◆学会創立50周年記念事業として募金活動を行います。準備がととのい次第詳細をご案内致しますので、よろしくご協力下さい。
◆『会員名簿』(2000年5月31日発刊予定)の編集方針として、(a)学生会員名簿を正会員名簿から分離して掲載する、(b)漢字圏外国人氏名については原語読みでのふりがなを掲載し、原語読みの箇所に掲載する、(c)機関別名簿を添付する、ことになりました。一部の会員には読み方等について問い合わせをすることになると思いますのでよろしくご協力下さい。